前川喜平氏の「数学廃止論」
――元文科事務次官の主張であることに吃驚――

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最近、友人から教えてもらって初めて知ったことなのですが (というのも迂闊な話ですが)、あの元文科省の事務次官前川喜平氏が「数学廃止論」(簡単にするための略語です)を唱えていました。とにかく吃驚しました。
数学そのものを廃止するというのではなくて、高校で履修する科目から、数学を廃止すべしと言っています。そのことで高校中退者が減る、だから素晴らしいことだという論理です。一つ一つのファクトチェック、そして論理性、両方に問題があるのですが、ゆっくり説明して行きます。
ずいぶん前つまり2018年に週刊東洋経済の紙面で彼が述べている内容をまずお読みください。今ではこの考え方は変えているのかもしれません。そうなら良いのですが。
中退は自己肯定感を失う 数学必修は廃止せよ
前川:高校中退を防ぐのも貧困対策の大事なテーマだ。私が行っていた出会い系バー
でも女の子はほとんど中退で、親のほうが学歴の高いケースがけっこうあった。 中
退は自己肯定感を失わせるし、その先の進路にもかかわってくる。 中退をなくすに
は数学の必修を廃止するのがいい。国立教育政策研究所の調査結果にもあるが、高
校1年生の中退する子としない子を比べると、1~2学期の間に急速に授業についてい
けなくなる。 その一番の要因は数学にあると思っている。現在は数学Iは全員履修
しないといけない。数学は義務教育までで十分。論理的思考力を養うために必要と
いうが、それは国語の授業でやったらいい。
学力の低い高校に行くと、九九ができない子もいるし、分数の足し算・引き算がわ
かる子も少ないのに、高校の数学は高度すぎる。 中退を防ぐためにはもう一つ、学
ぶ動機づけとなるような機会をたくさん作ることが大事だ。自分の将来をある程度
考えながら、今を見られるようにしたい。
(2018.4.14 週刊東洋経済)
かなり乱暴な議論だと私は思いますが、これに対する反論は次回から始めます。
前川氏とは正反対で、私はもっと多くの皆さんに数学を勉強して欲しいと思っています。勉強すれば良いことがたくさんあるとまで吹聴したいです。それは私自身の経験に基づいていますし、最近このことについて改めて考えた結果、新たに気付いたこともありますので、それを次回から皆さんにお聞き頂ければと思います。
皆様にとって、きょう一日が素晴らしい24時間になりますよう!
[2025/10/1 人間イライザ]
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