ヒロシマの心を世界に [春宵十話]

核のない平和な未来を創るために

2035年までの先制不使用 ――大きな力は想定外の現れ方をします――

2035年までの先制不使用

――大きな力は想定外の現れ方をします――

Change.orgのYouTubeから

広島ブログ

ブログ激励のため、上のバナーをクリックして下さい

《アハマディア・ムスリム平和賞》

ミラノオリンピックのオリンピック旗の旗手という大役は、私が考えもしなかった方向から突然、振られたものなのですが、それは何か「より大きな」目的のために私には見えない力が働いた結果なのではないかと解釈せざるを得なかったというのが前回の記事の趣旨でした。

その思いが徒のものではないと感じているのは、それ以前に起きたいくつかの「偶然」と合わせての意味を汲むことで朧気に浮び上がってきたからです。

実は、2023年に、アハマディア・ムスリム平和賞という賞を頂きました。

《アハマディア・ムスリム平和賞》

この賞については、2023年2月の当ブログでも取り上げていますので御覧頂きたいのですが、多くの皆さんは、(私もそうでしたので無知を恥じているのですが――)、アハマディア・ムスリム協会という宗教組織を御存じないのではないでしょうか。

ブログ中にも説明していますが、この団体は、「誰も憎まず、すべての人に愛を」をモットーに19世紀後半にパンジャブ地域を中心に起きたイスラム教の中の復興運動組織です。

この組織について私たちは多くの大切なことが伝わっていませんが、例えば1945年8月10日に、つまり長崎への原爆投下の次の日には、人道的立場から、子どもや女性など罪のない人々が犠牲になる原爆投下は決して許されるものではないことを宣言しているという歴史的事実も知らないのではないでしょうか。

1945年8月10日と言えば、日本政府がスイスの大使館を通じて、原爆投下や日本に対する空爆が国際法違反であるという抗議を行った日です。当事国の日本とほぼ同じ速さで、このような意思表示をしてくれた宗教団体は他にあるのでしょうか。

もっとも日本政府の姿勢は、この日を最後に、その後今までの80年以上、原爆投下は国際法違反ではないと主張し続けているのですから、何をか言わんやのですが―――。

私たちが暗黙裡に共有している「世界」には、その存在がハッキリ描かれている訳ではないアハマディアの皆さんが、原爆の非人間性をいち早く公言し、これまでの間核兵器を廃絶する人々を応援してきてくれていたのです。見えない大きな力が働き続けてきてくれていたのです。その力を貸そうという意思表示としての平和賞だったのです。

《2035ビジョン》

その直前に私が全力を注いでいたのが「2035ビジョン」でした。

想定外の出来事の連続ですが、2022年2月にはこれまた世界中の多くの人々にとっては寝耳に水としか考えられなかったロシアのウクライナ侵攻があり、プーチンは核兵器の使用を脅しとして、あるいは戦争を続ける上での予定表の一部として公言していました。

そんなことを許せる訳はありませんので、とにかく行動しなくてはという思いで、Change.orgの署名運動を立ち上げました。プーチンが核を使わないよう世界の世論を盛り上げるための努力です。Change.orgの皆さんがYouTubeでも拡散してくれました。そのサイトはこちらです。

 

当時は、「被爆地広島出身の総理大臣」を標榜していたのが岸田総理でしたので、モスクワに飛んでプーチンを説得することも提案しました。その際に、プーチンには「核兵器を使うな」と迫ったとしても他の核保有国には何も言わないのでは、全く説得力に欠けることになります。全ての核保有国に「各兵器は使わない」と約束させることを、私たちの目標として掲げました。

中国とインドは既に「核兵器の先制不使用」を宣言していましたので、それも含めて、2035年までに核保有国に核兵器の先制不使用を宣言させることを目標とする運動を立ち上げようと呼び掛けました。この行動計画を「2035ビジョン」と名付けたのです。

つまり、2045年までの核廃絶、そして中間目標としての2035年までの核先制不使用宣言、というシナリオです。お手本にしていたのは、「ワールド・コート・プロジェクト」や「平和市長会議」、そして「ICAN」といった、これまでともに行動してきた運動の中心になった組織や人々です。

それが、そんなネットワークの広がりでは、想定していなかったアハマディア・ムスリム協会の皆さんが、ネットワークを私たちの世界をさらに広げ充実してくれる形で登場してくれたのです。確かに私の無知を晒すことになりましたが、でも私には見えない大きな力が働いて、核兵器廃絶のための運動を応援してくれているのだと考えることで、さらなる勇気が出てくるのも事実です。

それだけではないのです。新型コロナ蔓延も、実は私の行動パターンを核兵器廃絶に集中させる上での要素になっていたのです。この点はまた回を改めて。

 

今日一日が皆様にとってよき日でありますよう、お祈り致します。

[2026/2/27   人間イライザ]

[お願い]

文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。

広島ブログ