エアコンと交通インフラ
――「ホームタウン」より現実的では?――

Tomas PueyoのUncharted Territoriesより
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物事を考える上で、自分の体験が一番身近ですから、それを元にするのは自然です。そんな体験が世界を動かす上での方針と共鳴するしていることが分ると、世界についての理解がちょっと深まるような気がします。
私の今、住んでいるのは、広島の平地、つまりデルタとは標高が300メートル位違う山奥です。一年を通して気温は5度位低いのが特徴です。冬は寒いのですが、夏は快適でした。その結果、一昨年までは夏になってもエアコンは全く必要ではありませんでした。しかし昨年の夏の暑さでどうしようもなくなり、今年はエアコンを導入しました。生活そのものがとても楽になりました。家事をするにもパソコンの前で仕事をするのも快適な環境になり、仕事が捗りました。
もう一つ、標高の違いの結果ですが、平地に出るまでに30分とか1時間という時間が掛かります。
一番近くにあるスーパーは車で10分位のところなのですが、そこでは平地にあるスーパーと比べると値段が高くて、例えば卵でも 10個のパックが何円か違います。その他の食品でも同じくらい高いのです。安いに越したことはありませんので、できるだけ平地に降りたときに買い物を済ませるようにしていました。
高い所へものを運ぶコストが加算されていることは分りますし、また便利さから考えると、やはり高くても近くにスーパーがないと困りますので、そこでの買い物もするようにしていました。
そのことと世界のつながりですが、私が定期的に読んでいるいろいろな媒体の中でTomas Pueyoという人が書いているUncharted Territoriesというニュースレターがあります。事実に基づいたしかも経済なら経済といった形での狭い範囲での分析ではなく、広い視野からの分析と提言が魅力です。最近は世界の地理を元にして様々なテーマについて論理的な分析と、その結果が歴史とどう絡んでいるのか、そして未来にどう生かせば良いのかについてとても面白いの議論を展開しています。今回受け取ったニュースレターは、なぜ暑いところにある国々は貧しいのかというテーマでした。
そのサイトのURLを貼り付けますので、関心のある方はぜひ読んでみてください。多岐にわたる分析結果なのですが、その結論としてPueyo氏が薦めていることが二つあります。
アフリカを含めて低緯度に位置する熱帯地域での発展を促すために必要なのは、
①エアコンを使うこと。
②標高の高い所と平地との交通コストを抑えるためにインフラを整備すること。
この2つです。
赤道のすぐ北と南の緯度が低いところにある国々が貧しい理由の1つは、やはり暑さです。暑くなると人は体を動かしたり、それだけではなく、知的な活動も十分にできなくなる性質があります。病気に罹り易い環境かどうか、そして農業に適している地域かどうかも関係があります。
ですから、低緯度の地域で発展している場所というと、標高の高いところ、つまり山脈の標高の高い所になります。コロンビアのボゴタとかメキシコのメキシコ・シティを思い浮かべて下さい。
これって実は私が今住んでいる広島の山奥の地域で経験してきたことと、同じです。
その厳しい環境に対応するのに、エアコンと交通インフラが必要だということです。低緯度の地域でもシンガポールや香港が経済的にも発展していることもその証拠だと言えそうです。
我が家で経験してきたことが、アフリカを含めて、熱帯域での経済活動を活性化するための対策とぴったり合っていることに納得していますし、このように皮膚感覚で分る事実を基にした施策を実施することが、我が国の世界貢献の基本になることを期待しています。
とは言え、エアコンも交通インフラも動かすためにはエネルギーが必要です。それはまた別の問題として考えなくてはいけない課題です。
皆様にとって、きょう一日が素晴らしい24時間になりますよう!
[2025/9/27 人間イライザ]
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