「2045年=核廃絶」を世界の合言葉に
――YWCAで話をさせて頂きました――

最後は「一人から始めよう」と呼び掛けました

ブログ激励のため、上のバナーをクリックして下さい
ずいぶん長い間、お付き合いのあるYWCAですが、久し振りに講演する機会を頂きました。私がここ数年力を入れている、「2045年=核廃絶」を世界の合言葉にしよう、について熱心にお聞き頂きました。
講演の概要ですが、三部に分けることができました。
《第I部 核抑止力を持つのは被爆者》
第I部では、抑止力を持つのは被爆者であることを確認した上で、被爆者生存中に、遅くとも100周年の2045年までに核廃絶をしなくてはならないという期限付きの目標を設定しました。実は、それとは裏腹に核兵器についての陰謀論が蔓延っている現状についても対策を提案しました。
《第 II 部 2035ビジョン・2045ビジョン》
第 II 部 では、最終目標として2045年までの核廃絶を、また中間目標として2035年までの核兵器先制不使用 (No First Use、略してNFU)の実現を目指す行動計画を「2035ビジョン・2045ビジョン」と呼んで、その概要を説明しました。
「2045ビジョン」を合言葉にしようと呼び掛ける相手は、例えば、全国の自治体(非核都市宣言の採択や再確認決議、国民保護計画改正運動等を呼び掛ける)、また、国際連携としては、TPNW批准国の都市との姉妹都市提携、非批准国の都市と連携して日本の批准を促す等もあるのですが、何よりも大切なのは、今すぐ動くことです。
世界を最後に動かすのは、世界の市民の声だからです。そのためにまずは、「2045年までの核廃絶」と「2035年までの核先制不使用」の考え方を世界に広めようという呼び掛けです。
その際、役に立つのが、核兵器の「先制不使用」は可能だという世界の状況です。八つ理由を上げました。
① プーチン、ネタニエフ、トランプ等の「核脅迫」で、核の危険性を再認識
② 中国とインドは、核兵器の保有とともに先制不使用政策を採用 (9分の2)
③ アメリカは、オバマ政権の時に、法律を作りNFUを実行しようとした
④ 非核地帯条約を締結して実現している地域もある
⑤ 言葉だけで実現可能。「意志」だけで実現する
⑥ 被団協のノーベル平和賞で、核兵器廃絶の機運が世界で高まっている
⑦ 核兵器禁止条約 (TPNW) 批准の第一歩になる
⑧ 核兵器は国際法上合法だと主張している日本政府が、その考え方を変えなくても、政策の選択という形で協力できる。
《第 III 部 一人から始めよう》
第 III 部では、私たちが実際に活動するためのヒントを提案しました。
A) 政府が責任を果すよう要求
B) 自治体の長と議会に働きかけよう
C) マイケル・ムーアの10ポイント
D) 国連と世界に働きかけよう
E) 姉妹都市等を通して、働きかけよう
そして、私たちの身の回りには絶望の種がたくさん転がっているのですが、その中でどうしたら希望を見付けられるのか、そのヒントについても話をしました。ビクトール・フランクルの言葉を借りれば、それは「未来を描く」ことと「愛」を信じることになるのですが、それを美空ひばりは、「一本の鉛筆」に託しました。
最後に、核兵器の脅威を説明するための資料も付け加えておきました。以下、参考までにリストしておきます。
① 「原爆小頭症の被爆者たちとその家族の現実『おーい、聴こえますか? 被爆75年・ヒロシマから』」(RCC NEWS DIG)
https://youtu.be/GJ3jow7RC_E?si=_rnEApPvgpai37V4
② 「核戦争後に何が起るか」
https://youtu.be/LrIRuqr_Ozg?si=J2T6APjxWmMmIjf0
③ 『風が吹くとき』レイモンド・ブリッグス著
さくまゆみこ訳、あすなろ書房
第III部については、講演の当日も十分時間を取ることができませんでしたので、別に一つの記事としてアップする積りです。
皆様にとって、今日という日が良き一日になりますよう。
[2026/07/13 人間イライザ]
[お願い]
文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
