何を「事実」として認めるのか
――まだ「地動説」は揺るいでいないようですが――

Windowsをボイコット
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長いようであっと言う間に過ぎてしまったニューヨークの滞在でしたが、いろいろ学ことも多く、またNGOの皆さんとともに議論をし、私なりの発信もしてきました。そんな中、ある国の外交官と話をする機会がありました。時間を有効に使うために、私のスピーチを事前に送っておいたのですが、それも読んでくれた上で、今後「2045/2035ビジョン」推進のために役立つアドバイスも貰うことができました。ある国のお役人のように上から目線ではなく、合理的かつ論理的に世界情勢や核廃絶を巡る各国の立場等を説明してくれましたので、今後に生かすことができそうです。
それは有難かったのですが、一つ気になったことがありました。それは「あなたが日本政府を批判する気持は分るが」という部分でした。私がスピーチで強調しているのは、「日本政府は核兵器が国際法上合法だと主張している」という点です。特に、「広島・長崎への原爆投下は合法だ」と言っていることです。批判以前の問題として、事実として日本政府が何を言っているのかを知って貰いたいというのが私の立場なのです。
日本国内でもあまり知られていない日本政府の原爆観が国際的には「常識」なのでしょうか。
これに関連してもう一つ気になったことがありました。どのパネル・ディスカッションでもOSのWindows (アメリカ製品です) をボイコットしようと提案したのですが、(その是非については、また具体的にどうかるのか等についてはまたの機会に。) その説明の一環として、「ソーシャル・メディアに支配されて政治が動いている。それは、何が事実なのかという判断基準が揺らいでいるからだ」、そして「トランプの嘘が政治動かしている背景は同じ現象だと考えるべきなのではないか」という問題提起もしました。
この点については、「トランプはいつ天動説が正しいと言い始めるのか」と題して昨年9月に取り上げました。
これに強い賛意を示してくれたのが核時代平和財団のイヴァンナ・ヒューズさんでした。彼女とアメリカン大学のカズニック教授の共著の論文に共感しましたので、このブログでも取り上げました。
ニューヨークでお会いできたのはとても嬉しかったのですが、二人とも忙しい中、ゆっくり話すことはできませんでした。でも彼女が共感してくれたのは、「事実」を共有しそれを元に議論をすることの大切さです。にもかかわらず、何が事実なのかを判断する基準が揺るいでいる、という点です。「これが事実」と言っても、それが何を指すのか、何故なのかが人によって違うのです。社会全体がそんな状態になってしまっているのはやはり困りますね。ではどうすれば良いのか、それも難しいのですが、何とか知恵を出さなくてはなりません。
そして私たちに共通しているのは、理科系の科目を専攻していて数学をしっかり学んだという点です。ヒューズさんの専門は化学工学なのだそうですが、パートナーは物理、そして息子さんは数学を専門にしているとのことでした。
しかし、この点を強調することは多くの人にソッポを向かれてしまう原因にもなります。事実、嫌がられたことは何度もありますので、特に注意はしているのですが、それにも例外があるのかもしれないということを今回何人かの人と話している内に気付きました。それについてもまたアップして行きます。
皆様にとって今日一日が、良き日になることをお祈り致します。
[2026/4/27 人間イライザ]
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