義務教育終了時に憲法の試験を
――受験制度に対抗できる――

一緒に憲法を勉強したアート
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《私自身の体験から》
受験制度が大きな障害になって、子どもたちの憲法学習がお座なりになっているという前提です。中でも問題だと考えているのは、私が「憲法マジック」と呼んでいる、条文そのものの意味とその解釈との間の矛盾には十分な説明がされていない現状です。例えば憲法9条と自衛隊の存在の関係ですが、そんな状態を改善するためにも義務教育の終了時に憲法についての試験をパスしなければ卒業できない制度にできないものでしょうか。
元々のアイディアは、アメリカの高校です。私がシカゴ近くの小さな町の高校に留学して、その学校を卒業するときに、全員がアメリカ合衆国憲法とイリノイ州憲法両方の試験を受けて合格しなくてはならなかったのです。
もちろん憲法についての授業はあったのですが、試験勉強はまた別ものですので、近くに住んでいた仲の良い友達アートと2人で一生懸命勉強して試験に臨みました。結果はアートが1番、そして私が2番で合格しました。
《日本の現状をもう一度》
翻って日本ではどうかと考えると、卒業する条件として、憲法についての試験に合格しなくてはならないという規則はありません。
きちんとした教育がされていれば、改めて試験をするまでの事はないのですが、日本の子どもたちが成長する段階で、自分自身の考えが持てないことや、社会との関わりについてについての意識に大きな問題のあることが分ってきています。
何度も引用していますが、再度、御覧頂きたいが、日本財団が行った各国との比較、そして子ども家庭庁による調査です。日本の子どもたちの意識が際立って低い項目を改めて御覧下さい。[リンクは最初に右クリックしてから左クリックです。]
その理由はいくつもあると思うのですが、私は憲法についてのきちんとした教育がなされていないことがとても大きな問題だと考えています。その点について、3月23日以降、シリーズで説明をしてきました。その最初の日のリンクです。後は、「次の日」の記事に飛んでお読み頂ければ幸いです。
「偉い人」という振れ込みで仕事をしている総理大臣とか国会議員、あるいは官僚、さらには日本の社会を牛耳っているように見える財界のお偉方、社会の木鐸だとも言われるマスコミの人たち等々、小学生中学生の頭の中では理解し難い事柄を受け入れて、その通りだという顔をして平気でいます。
そしてその人たちも最高法規である憲法には全く書かれていない自衛隊という存在や自衛権という権利が、なぜ憲法より先んじて大きな力を持っているのかを説明しようとはしていません。
そんなことで頭の中はモヤモヤしているうちに、受験という、より大きな社会の枠組みの中で試験には出ないような問題については、目を瞑って試験に受かり、そして社会に出ると、今度は「憲法マジック」については全く説明をしてこなかった大人の側に自分も回って、そんな社会の中にどっぷりと浸かって生き始めることになっているのです。
《憲法の試験を》
これが憲法を巡る日本社会の概括だと思うのですが、その状態を改善すること、そして憲法についての矛盾も含めて、子どもたちがきちんと理解をすることを目指さなくてはならないのではないでしょうか。そのために、日本社会のコンセンサスとして、これだけは憲法について知っておいて欲しいこと、そして子どもたちに納得してほしいことを試験問題として出して、義務教育の最後にその試験をする制度を導入すべきなのではないでしょうか。そうしないと日本国民の権利である参政権は行使できないよという制度です。
これで説得力がある議論になったかどうか、あまり自信は無いのですが、私は今でもアメリカの憲法とイリノイ州の憲法についての基本は憶えています。
今日一日が皆様にとってよき日でありますよう、お祈り致します。
[2026/3/28 人間イライザ]
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