ヒロシマの心を世界に [春宵十話]

核のない平和な未来を創るために

女性が輝くオリンピック? ――ミラノでの開会式では、表も裏も――

女性が輝くオリンピック?

――ミラノでの開会式では、表も裏も――

広島市を訪れたワンガリ・マータイさん

トリノの旗手は全員女性

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《指揮を執り表舞台に立ったのは》

ミラノ・コルティナ・オリンピックの開会式に参加して強く感じたことの一つは、このオリンピックを実質的に取り仕切っているのは女性だということです。

組織委員会と私たちの間を取り持ってくれたルチアノ・パヴァロッティ財団の理事長は、マエストロの夫人だったニコレッタ・マントバーニさんですし、彼女の右腕として、私たち10人以上のゲストのゲストとのやりとりを完璧にコーディネートしてくれたのも女性です。

リハーサルの間も、そして当日も控え室での待ち時間が大変長かったのですが、その間、私たちたち、そしてオリンピックの聖火ランナーの皆さんの世話をしてくれた責任者も女性でした。

さらに開会式の音楽プログラムの中で、中心的な存在になったのはマライア・キャリーさんです。さらにはイタリアの国歌、そしてオリンピック賛歌を歌ったのもラウラ・パウジーにさん、そしてチェチーリア・バルトーリさんです。

そして、女性のリストを完璧にする上で、大事なのは、IOCの会長がカースティ・コベントリーさんで出身国はジンバブエの女性です。

大切なのは、これが昨日今日は始まったことではないと言う点です、。2006年のトリノオリンピックの際のオリンピック旗の旗手は8人とも全員女性でした。

この点については、立命館大学の登丸あすかさんが「トリノの冬季オリンピック開会式における女性の役割」というタイトルの論文を書かれていますので是非お読み下さい。次の表はその論文からお借りしました。

ここで忘れてはならないのは、古代オリンピックでは女性が競技に参加することも観客として競技を見ることも禁止されていたという事実ですし、近代オリンピックでも1900年の第二回パリ大会で初めて女性の参加が認められたという歴史です。

最近のオリンピックでの女性の活躍から考えると今昔の感がありますが、とは言え、努力を続けないと手にした権利も簡単に奪われることも、最近の世界状況等を観察すると分ります。これからも、イタリアだけではなく、他国でも同様の努力が続くことを祈っています。

 

今日一日が皆様にとってよき日でありますよう、お祈り致します。

[2026/2/20   人間イライザ]

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