由紀さおりコンサート・その2
――嬉しかった三つのこと――

CDを購入して頂戴した色紙
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廿日市市のさくらぴあで開かれた由紀さおりコンサートについての続編です。
このコンサートで私個人にとって、とても有り難いことが三つありました。
一つは、昭和の戦後史を私の好きな歌を通して振り返れたということです。それなりの時間をかけないと、昭和20年以降の結構長い歴史を振り返れません。でも、いざどこかに座ってそんな時間を取ろうとしてもなかなかできませんよね。それを由紀さおりさんの美しい歌声と楽しい話を聞きながら実現できたのですから、こんな素晴らしいことはありません。
二つ目は、使えるプレイリストを作って下さったことです。子ども時代を過ごした千葉と今住んでいる広島、それぞれに、同世代の仲間たちとともに、「カラグルの会」そして「昭和の歌を守る会」と名付けたカラオケを楽しむグループがあります。そこで何を歌ったら良いのか迷うことも多いのですが、そのためのプレイリストをこのコンサートで提供して頂けました。
もちろん、二つの会とも歌い手は多くいますので、全曲は歌えませんが---。
三つ目は、日本語にこだわる仲間が二人増えたことです。由紀さおりさんと山口百恵さんです。(もっともそれは私の視点からで、お二人には関係ないことなのですが。)
由紀さんが披露してくれたエピソードの一つが、山口百恵さんと息子の三浦祐太朗さんとのやりとりです。三浦さんが母の山口百恵さんのカバーアルバムを出すことになり、その報告に行ったときの話だそうです。百恵さんは息子さんにカバーアルバムを出すのは良いけれども、濁音と鼻濁音を間違えないようにと言ったとのことでした。
由紀さんがこの話を私たちに伝えて下さったのは、由紀さん自身が同じことを考えていらしたからだと思います。私も最近の濁音と鼻濁音の乱れ、(その他にもあるのですが)、特に言葉を大切にすべきアナウンサーの皆さんの中でもこれが徹底していないことを憂えていましたので、一遍にに同志が二人も増えた気分で大変心強く感じています。
もう一つ、由紀さんが最後のほうに「ファン」と言って、すぐ「コンサートに良く来て下さっている方々」と付け足されたことです。これは政治家の中でも同じことが言えるのですが、「ファン」の場合、例えば「私は由紀さおりさんのファンです」という風にファンである側の人間が歌手とかパフォーマーなど、ファンが応援している人に向かって使うのが普通です。
政治家の場合も、例えば「支持者」という言葉は、支持をしている側の有権者が、支持している政治家に対して「私は村山富市さんを支持しています」という風に使うのが標準的だと思っています。
それを例えばパフォーマーの側、あるいは政治家の側から、応援をして下さる方々を、「○○さんは私のファンです (支持者です)。」と呼んでしまうのは、お互いの関係が深ければ別ですけれど、上から目線に聞こえてしまう場合が多いのです。ですから、パフォーマー、そして政治家は「ファン」とか「支持者」等の言葉の代りをその場その場で使うことが多いのです。
この点についても同じセンスをお持ちの由紀さおりさんのファンとしてとても嬉しく思いました。これからも夜眠れないときには、会場で購入した「ベストオブベスト 55th anniversary」をかけて眠りに就ければと思っています。
皆様にとって、きょう一日が素晴らしい24時間になりますよう!
[2025/10/28 人間イライザ]
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