「日本は裁判のない国」

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このところニュースで取り上げられているいくつかの大事件をまとめて考えてみると、日本の司法制度が本当に機能しているのかどうか疑問に思えてしまいます。
袴田さんの冤罪、大川原化工機事件、また元交際相手からのストーカー行為を何度も警察に相談したにもかかわらず全く相手にされず、加害者に殺害された神奈川のストーカー事件についても神奈川県警が謝罪をしています。さらには、東京オリンピックに関連して、長期にわたり拘束された角川会長の角川歴彦さんの人質司法の問題も深刻です。名古屋入管で病気になっても「見殺し」にされたウィシュマさんの無念さも頭に浮びます。
その他まだまだ多くの事件を持ち出すことができますが、これで傾向としては御理解頂けたと思います。問題を指摘する言葉としては、冤罪事件、人質司法、「助けて!」]無視、そして外国人差別等ありますが、それだけではとても伝わらない本質的な問題があります。
それを、鋭く取り上げているのがYouTubeの和田秀樹チャンネルです。まず彼の問題提起をお聞き下さい。
和田さんの問題提起に触れて、実は私の考え方は大きく変わりました。単純化すると、今までは基本的には日本の警察や検察は優秀だと信じていました。そして冤罪等の問題は例外だと思っていたのです。そうではなく、和田さんは白と黒とを逆転して目の前の絵を見なくてはならないという点を指摘してくれたのです。そのように日本の司法制度を眺めてみると、実はとんでもない景色が浮かび上がるという可能性に気付いだのです。
日本の警察そして検察は優秀であると言う主張がしばしばなされてきました。その証拠として挙げられてきていたのは、検察が起訴した事件の多分97%とう数字だったと思うのですが、ともかく9割を越す事件が裁判所で有罪になっているという事実です。
そう言われるとそうなんだという感じで受け止めていたのですが、和田さんが指摘しているように、実はこれは警察・検察の言い分を裁判所がそのままゴム印を押して追認をしていることでもあるのです。実は、裁判所が本来の仕事をしていないと証拠になる可能性をこれまで考えていなかったのです。
それに兼ねてから私が主張してきた最高裁判所判事の国民審査のおかしさを加えると、本当に日本の司法制度は、私たち主権者の権利を真剣に守ると言う原則に貫かれているのかというところから検証し直さなくてはならないのではないかと感じています。
若い女性がストーカーにつけ回されて、9回も助けてほしいと言う電話をしたにもかかわらず、それを親身に聞く警察官がいなかったという状況はどんなものだったのでしょうか?電話を受けた警察官1人ぐらい、これは大変なことなんだと感じなかったのでしょうか?そして何とかしてあげたいと一歩踏み出す行為につながらなかったのでしょうか?それは何故なのでしょうか。
例えば、路上で同じようなことが起こったとして、通りすがりの人でも何か手を差し伸べてあげたいと思うのが常識的な人間の対応なのではないでしょうか。ましてや警察官がなぜこのような危機的な状況を見逃してしまったのでしょうか。
中国に違法な機械を売ったという口実で拘束をされている人が拘束中に胃がんであることが分って、しかも末期的状況だとしたら、なぜ拘束を直ちに解いて、家族と共にせめて最後の日々を過ごせるような対応はできなかったものなのでしょうか?末期がんの人が、例えば飛行機に飛び乗って外国に逃げる可能性は、よもや考えられないではありませんか?
私たちは間違っていましたと、今更お墓の前で謝られても、亡くなった命は返ってきませんし、そして亡くなる前の本当に大切な家族の時間も取り戻すことはできません。
8月20日に亡くなったアメリカのプロビデンスと言う小さな街の裁判官、フランク・カプリオ判事は、小さな事件ではあっても法廷に立った被告個人の気持ちを考え、その権利を重んじたことで、「アメリカで一番優しい裁判官」だと評価されてきました。事件そのものを却下し、あるいは罰金であれば、それを減らしたり、公的なチャリティーによって集まったお金で払ってあげたりという人間的な対応が多くの人の胸を打ったのです。
すべての裁判官がそうなる必要はないと思いますが、ストーカーに付きまとわれて怖い思いをしている人を助けてあげようとか、拘束中に胃がんが見付かった人の最後の時間を尊重してあげようとかという気持ちが少し位あっても、それこそバチは当たらないと思います。
こうした司法の問題を私たちが当事者として受け止めてどうすれば良いのかを考え、行動をすることが次に必要になります。ここで私たちが問題にしているのは官僚制度、司法制度も官僚制度の一部ですから、その官僚制度をどういう改革すべきかという点です。それを官僚だけに任せてしまっては決して良い結果にはならないことは、皆さんにも充分に御理解頂いているはずです。だからこそ、私たちが何らかの改善策を考え、それを実行するための行動を取る必要があるのです。ここが私たちの知恵の出し所です。
皆様にとって、きょう一日が素晴らしい24時間になりますよう!
[2025/9/6 人間イライザ]
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