#ファクトチェックの #実体験
―――#ニューヨーカーが #良いお手本です―――

#ハーシーさん
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ファクトチェック、つまり事実の確認について、SNSがファクトチェックを怠っているということを問題にしたいのですが、そのファクトチェックとはどういうことなのか、私の経験したことをまずお話ししておきたいと思います。
1985年夏のことです。『ヒロシマ』の著者ジョン・ハーシーさんを私たちは広島に招待しました。私たちとは、当時「アキバ・プロジェクト」と呼ばれていた海外のジャーナリストを広島・長崎に夏の間招待して、非番者や被爆体験について取材して貰う企画を主宰していた広島国際文化財団と、その協力者たちです。でも、ハーシーさんは、御自分の最初のレポートを1948年に発表したアメリカの高級誌『ニューヨーカー』が派遣するという形で来広されました。国際文化財団は、ハーシーさんの取材を全面的に支援することになりました。
取材内容は、1946年に広島でハーシーさんがインタビューした6人の被爆者の皆さんの内、お元気でいらした方と再会すること、そして被爆後40年の広島についてのレポートを書くことでした。
そのレポートは、その後「広島再訪」というレポートとして『ニューヨーカー』に掲載され、かつ『ヒロシマ』一章として付け加えられました。
ハーシーさんのお手伝いをした後、当時住んでいたボストンに戻りましたが、てしばらく経った頃、『ニューヨーカー』から連絡がありました。ハーシーさんが書かれた広島再訪の記事について、事実関係、特に固有名詞についての確認をするのを手伝って欲しいという依頼でした。
そんな大それたことができるのか自信はありませんでしたが、やがて『ニューヨーカー』からハーシーさんの原稿とそれに加えて、ニューヨーカーの編集部が作った「事実確認用のリスト」が送られてきました。
この人の名前はこれで正確なのか、この地名は正確なのか等々、固有名詞についての確認が中心だったと思います。分らないところは広島の国際文化財団に問い合わせて正確に答えることができました。
ハーシーさんのような超一流のジャーナリストの書いた文章について、万一、間違いがあったりすれば、それはハーシーさんはもちろん、『ニューヨーカー』という一流雑誌にとっても大きな汚点になる、それは絶対に避けるという姿勢が良く分りました。
SNSを使って、意図的に嘘をばら撒いているトランプ大統領とは対極にある考え方なのですが、著者の責任だけではなく、その著者が書いた文章を多くの人に届ける媒体、つまり一方では『ニューヨーカー』という雑誌ですし、もう一方では、例えばXというSNS上のプラットフォームも同様に責任を持たなくてはならないはずです。その点をここでは指摘したかったのです。
さてそれではSNSではどんなことが起きているのか、次回は簡単にまとめておきたいと思います。
皆様にとって、きょう一日が素晴らしい24時間になりますよう!
[2025/7/31 人間イライザ]
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