#年末 #年始 に #『1984年』を読もう
――毎年恒例の #推し つまり、お勧めにします――
ジョージ・オーウェル著『1984年』
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紙の年賀状を止めて、e-カードを送るようになってからずいぶん経ちますが、年末にはその文面を考えています。
日本も世界も多くの悲劇に見舞われ、しかしながらそれを解決する力を持つ人たちの不甲斐なさに、溜息を吐きつつ一日も早く戦争が終結するよう祈る気持で新年を迎えるのが圧倒的多数の市民の姿かもしれません。
では私たちにはそんな世界を変える力がないのかと問われれば、私は、「そんなことはない。世界は変えられる」と答えます。これまでの無窮の時間軸を振り返ると、人類が究極的には賢い選択をしてきているからです。
しかし、そのために必要なのは、私たちが地球や世界、そして政治や社会の問題についての共通理解を持つことです。
中でも私が多くの皆さんに共有して頂きたい考え方があります。「ダブルスピーク」という言葉なのですが、それを解説している小説が、私のお勧めする、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』です。
『1984年』はジョージ・オーウェルが1949年に発表した小説です。その舞台は、1950年代に勃発した核戦争後に三つの国に分割された国の一つであるオセアニアの一地域、「エアストリップ」の首都ロンドンです。そこで、1984年には、少数独裁制集産主義というイデオロギーの下、全ての人は、「Big Brother」の監視下に置かれ、「テレスクリーン」と呼ばれる双方向テレビジョンによってのみ情報を得ることができ、またテレスクリーンによって監視されています。当然音声も筒抜けです。
一党支配下にあるロンドンでは、党の三つのスローガンが至る所に掲げられています。その三つは、次の通りです。
- 戦争は平和である (WAR IS PEACE)
- 自由は奴隷制である (FREEDON IS SLAVERY)
- 無知は力である (IGNORANCE IS STRENGTH)
これらのスローガンは、『1984年』に描かれている社会を作るための決定的な洗脳手段でもあるのですが、その特徴は「ダブルスピーク」の典型例であることです。
『1984年』は1950年代、世界的なベストセラーになり、そこに描かれた未来社会のイメージは欧米を中心に多くの人に共有されました。その未来社会の本質、そしてその社会を作るために作中で使われた有効な手段を表現するための、「ダブルスピーク」という概念と言葉が生まれました。
詳しくは、Wikiwandの「1984年」を読んで頂きたいのですが、「ダブルスピーク」の説明をそこから引用します。
「『1984年』作中の例でいえば「戦争は平和である」や「真理省」のように、例えば自由や平和を表す表の意味を持つ単語で暴力的な裏の内容を表し、さらにそれを使う者が表の意味を自然に信じて自己洗脳してしまうような語法である。」
『1984年』を年末年始に読もう、という呼び掛けは、このブログでも2016年の年末にしています。もう既にお読み頂いている方も多いと思いますが、一人でも新たな読者が現れるよう希望を持ちつつ、今年もお勧めします。
来年以降も恒例の「推し」として、皆さんに呼び掛けお願いする積りです。
最後に皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう!
[2023/12/28 人間イライザ]
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