サッポロビール博物館
――北海道で飲むビールは格別です――
小樽では、にしん御殿をゆっくり見た後、札幌に移動しました。にしん御殿についてはまた稿を改めて報告したいと思っています。そして、夕方にはサッポロビール博物館でした。
改めて日本のビールの歴史を辿りたいと思って、50分掛かるプレミアム・ツアーに参加しましたが、初めて知ることばかりで、とても勉強になりました。その内のいくつかを報告しておきたいと思います。
日本で初めてビールの醸造を行ったのは、当時の政府の機関だった開拓使麦酒醸造所なのですが、その責任者が中川清兵衛です。彼は幕府の禁を犯して1865年にイギリスに渡り、その後、ドイツに移ってビール醸造の技術を学びます。1875年に帰国した後、開拓使麦酒醸造所で学んだ技術を駆使し、1876年に日本で初めてのビール醸造に成功したのです。
ビール発祥の地がサッポロだということで、サッポロビールの存在が重みを持って伝わってきました。その後、サッポロビールは東京にも工場を造り、シェアが日本一になりますが、工場があったのは、墨田区にある現在のアサヒビールの本社の場所でした。
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それは、一時、サッポロビールとアサヒビール、そしてエビスビールが合併して大日本麦者株式会社になっていたからなのだそうです。ちなみに、当時の4大ビール会社は、サッポロ、エビス、アサヒ、そしてキリンだったそうです。
今は、エビスは札幌の傘下に収まっていますが、アサヒは別会社、そしてサントリーが参入しています。海外ブランドも各社を通して販売されていますので、当時と比べると多様化が図られていると言って良いのかもしません。
大日本麦酒株式会社時代の3ブランド、左からエビス、サッポロ、アサヒ
その後の歴史の中での注目すべき出来事としては、「ビン生」や「黒ラベル」がありますが、コマーシャルとして一世を風靡した「男は黙ってサッポロビール」が何と言っても特筆に値するのではないでしょうか。
最後に、ツアーのコンダクターがビールを美味しく飲む「三度注ぎ」を紹介してくれました。ちょっと時間は掛りますが、グラスの外にまで広がる泡 (英語では「head」、つまり頭と言いますが) はグラスを傾けてもそのまま泡であり続けるという素晴らしい注ぎ方です。
動画は撮らないようにということでしたので、一枚だけ写真を添えますが、YouTubeには動画が載っていました。それもエビスビールを使ってのものです。一度、私も試した上で、再度報告したいと思っています。
今回は、結局ビールに飲み込まれてしまっている私の独白以外の何物でもありません。
[2018/8/21 イライザ]
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