2月になっても上旬は寒い日が続いた。下旬になってようやく暖かい日がやってきて、朝夕の陽も長くなって農作業するときの気持ちもすこしづく軽やかになってきた。
安芸の郷はブルーベリーの苗木の生産、販売も行っているので挿し木用の穂木をこの農園が提供し続けている。2月下旬に穂木を採取して3月に挿し木する季節なので、剪定のかたわら充実した穂木の採取作業を援農者と一緒に行った。

4日。ブルーベリーの剪定作業がつづく。畑の雪は溶けたが山にはしっかり残っている中での作業。日差しが強くなっているので思ったより寒くはない。

12日。山の西側のブルーベリーの剪定作業。陽がさしたり急に雪が降ったりの天気だった。

18日。山の東側のブルーベリー園で作業していると田んぼの中の道路が豊栄町の駅伝大会のコースになっているので街宣車が「まもなくランナーが来ます」アナウンスのあとしばらくするとランナーが見えた。大人も子どもも参加する駅伝となっている。

24.日。安芸の郷に提供するブルーベリーの穂木の採取作業を一番上のブルーベリー畑で援農に来ていただいた男性と一緒に行う。1000本くらいの苗木の挿し木をして育てるため量もたくさん必要なので作業も昼から2人がかりで行った。

挿し木用の穂木の種類は晩生で3種類(ティフブルー、ホームベル、ウッダード)で、種類ごとに括り付けて援農者の男性に安芸の郷に持ち帰ってもらった。広島の地に順化しているのでこの地方で育てるには適した苗木になる。
この穂木を13㎝くらいの長さに芽の位置を確かめながら一本一本カットしていく作業は安芸の郷で行う。そして3月に入ったらピートモスと鹿沼土の半々のブレンドで苗床をつくり穂木を挿し木する。そして秋にプラポットに鉢上げする。こうして育てたブルーベリーの苗木は商品として販売し、売り上げは利用者の工賃の収入源の一部となる。
ブルーベリーの苗木のつながりを一つ。
府中町の2つの中学校では10年位前から農業の実習事業として1年生の時から3年間かけてブルーベリーを育てる取り組みを行っている。技術科の熱心な先生が中心となり始められたもので、作業は主に毎年の大きい鉢への植替えだが、苗木は安芸の郷から購入して頂いている。3年生になると実を収穫して冷凍で貯蔵して、秋の調理実習でジャムに加工して皆さんで食べる。今年2月のある日に府中町の緑ヶ丘中学校特別支援学級の皆さんが安芸の郷の事業所を見学に来られた際にも様子を聞くと、学級で育てていること。収穫してジャムにして食べたとのこと。夏の水やりも先生、生徒が一緒になって欠かさず行っているそうで、お話を聞くと安芸の郷のブルーベリー栽培も地域への広がりが見えて元気が出る。

24日。隣の家の猫が暖かい陽気につられてか、散歩しているのに出会う。キジのオスは今月ブルーベリー畑で出会うことはなかったが、車で移動中にちょっと離れた場所で道路を横切って飛んで行ったのが見えた。

25日イノシシが掘った土。山のブルーベリー園にも24日と25日に侵入。柵を点検するとワイヤーメッシュの結束バンドの切れた個所から侵入していた。園内にある大きなクズの根元を掘って根を食べるのが目的のようだ。根はデンプンがあるのでおいしいのか? 早速修理。

24.日のブルーベリー畑。ブルーベリーの葉はすっかり落ちて、枝々の赤みがよく見えるようになってきた。
25日。花芽をのぞかせたクリスマスローズ。
ブルーベリーの剪定はたくさんの不要な枝が出る。木が吸収したCO2は燃やしても、腐らせてもCO2は出てしまう。燃やすのは手間暇かかるので最近はできるだけ山の周囲に積み重ねて腐るに任せることにしているが・・。それでも新しい枝が伸び木々が成長するのでそちらでまた吸収してくれればいいと考えるようにしている。(18日の作業で)
2018年2月28日
社会福祉法人安芸の郷 理事長 遊川和良
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