中村屋の「カリー」
――同じお題で書きましょう――
最近では、「中村屋のカリー」との御縁が薄くなっています。それでも、レトルト・パウチの10袋セットは定番になっています。
そして、こちらの2種類入りも愛用しています。
中村屋に親しみを感じているのは、箱の文字「新宿 中村屋」に秘密があるのかもしれません。学生時代によく食べに行ったのがこの店なのです。
その頃、多くの時間を取られたのは、勉強以外にバイトとボランティア活動です。両方とも共通点があって、バイトとして楽しくコスパも良かったのが、通訳や外国人観光客のガイドでしたし、ボランティア活動は、海外留学と海外からの留学生のお世話をする国際組織AFS日本協会の仕事が中心でした。アメリカ留学から帰って大学生になった仲間たちとはこの両方の場面でしばしば一緒になりました。
その中にはICUの学生がかなりいたので、落ち合う場所が新宿というのは合理的でした。お昼を挟んでの打ち合わせをするとなると、「中村屋でカレーにしようか」 (正確に「カリー」と言っていたかどうかまでは覚えていません) という安直な結論に落ち着くことも多くありました。
あるとき、高校の後輩でICU生のA子さんと一緒に中村屋で昼を食べたことがあります。私はいつものカレーを注文しましたが、彼女が何を注文したのは覚えていません。でもカレーではなかったと思います。
それは、食事の途中に突然、彼女から「あなたのカレー一口貰っても良い」と言われたからです。一瞬、「ドキッ」としましたが、それはこんなことを言われたのが初めてで吃驚したからですし、男同士ならまだしも女性からという意外さも大きかったように思います。もちろん「どうぞ」と言いましたが、それから特に何かが起きた訳でもありません。
でも大人になってから、いつの日か自然な流れで、この時の話になったらその言葉の意味が分るかもしれないとも思ってはいたのですが、佳人薄命という言葉通り、才色兼備のA子さんは惜しまれつつ若くして永久の旅に出てしまいました。
中村屋の「カリー」のほろ苦さにはこの記憶が少しは混じっているのかもしれません。
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参加ありがとうございます。
映画が出来そうな青春ストーリーですね。
カレーはないのですが、誰のものでも平気で「ちょっとどんな味?」
と人の飲み物を「一口飲む」女性にビックリしたことがあります。
投稿: ⑦パパ | 2018年2月20日 (火) 11時52分
カレーをひとくち...
まったく無邪気だったか、まったく安全な人と思われたか。
半々でせう。
バッグとパック...
パック詰め、濁音嫌い。たしかに。
それに後者には、鼻濁音の衰退・劣勢もあるような。
東北の出としては鼻濁音はお手のもの。
『おらおらでひとりいぐも』で鼻濁音が再認知!?され喜ばしい。
おらおらなんなぐ読めだも 。
投稿: されど映画 | 2018年2月20日 (火) 11時53分
「⑦パパ」様
コメント有り難う御座いました。
映画になるとしたら、主演女優は誰になるのかななどと考えて悦に入っています。
投稿: イライザ | 2018年2月21日 (水) 00時03分
「されど映画」様
人畜無害ということなのだと思いますが、健康的であることは認識して貰えていたのだと思います。
西日本の人たちにとっては鼻濁音は難しいようなので、それが原因なのかもしれません。
投稿: イライザ | 2018年2月21日 (水) 00時05分
中村屋には「月餅」もあります。
老舗にはこうした色々な思い出があるのがいいですね。
投稿: ゲッペイ | 2018年2月24日 (土) 10時33分
「ゲッペイ」様
コメント有り難う御座いました。
「中村屋」=「カリー」と思い込んでしまっていたので、月餅まで目が届きませんでした。今度、買ってみます。
投稿: イライザ | 2018年2月24日 (土) 17時23分