日韓「合意」は解決ではない
==歴史の証人 李 容洙(イ・ヨンス)ハルモニは訴える!==
日本軍「従軍慰安婦」問題解決ひろしまネットワーク結成5周年集会
「私たちはなぜやられてばかりいなければならないのですか。言いたいことも言えずに」
「生きている証人・本人がいる。本人さえ『日韓』合意のことは知らなかった。日本政府が、韓国政府をだました。泥棒の行為だ。とんでもないこと」
「私が合意しなければならないはずだ。聞いてもいない。印鑑もついていない。私はこの合意を無視します。」「日本には、法律はないのですか。歴史の生き証人が生きているのに無視されているのです。」「法的に謝り、法的に賠償すべきだ。」
日本軍「慰安婦」として証言の場に立った李 容洙(イ・ヨンス)は、一昨年末に結ばれ「日本軍『従軍慰安婦』問題は解決済み」とする「日韓合意」」について、厳しく断罪しました。
「日本軍『従軍慰安婦』問題を解決するひろしまネットワークが主催する講演会が、昨日(21日)午後1時30分から広島弁護士会館で、100名を超える市民が参加し開催されました。
歴史の証人として証言を行った李 容洙(イ・ヨンス)ハルモニは、「歴史の生き証人としてこの場にいます。久しぶりに話すので、ちょっと恥ずかしい思いもありますが、すべてを話します。」と、自らの体験を語り始めました。
「証言は私のいのち。私のことを伝えようと思うと涙が出ます。」「数え年16歳の時・・・」と自らの体験を時には涙を流し、時には声を大きくし、時には日本語を交え、1時間半ありの証言が続きました。
連れられて別の場所に移動するとき、「お母さんのところに帰りたいといったら、頭の髪を握られて、手を足を殴るけるの暴力にあった。気絶したこともある。」「大邱から慶州、慶州から平壌、そして大連。大連から兵隊とともに船に載せられて上海。船中で犯され、着いたところが台湾の慰安所。」。そして慰安所での実態、繰り返される暴力。「腹に銃剣を突き付けられ死ぬ寸前。」
「終戦間際の空襲では、自分は助かったものの可愛がってくれた二人の姉は建物の下敷きになって死亡。」「そんな日本軍の中で親切に優しくしてくれた軍人さんは、特攻隊で出撃しかえってこなかった。」続く証言に会場は、声もありませんでした。
李 容洙さんは、11日から広島に滞在し、県内各地で重い証言を繰り返してこられました。
その証言の最後に「日韓合意をどう思いますか」と問われて答えたのが、最初の証言です。
そして李 容洙さんは、強く言われました。
「私たちは、先の大統領選挙で政治を変えました。私は、選挙前に文在寅(ムン・ジェイン)さんとこの服を着て、ハグし応援しました。私が作ったのです。」
「今度は、日本の政治を変えるべきです。安倍を辞めさせるべきです。日本の皆さんの仕事です。」何度もこの言葉が出てきました。
厳しい指摘ですが、この優しい笑顔の90歳の李 容洙ハルモニに、今度は私たちがきちんと応える番です。「安倍政権を辞めさせる。」重い課題ですが。私たちにとっても最も緊急で重要な課題です。
村山政権時代にも失敗した「従軍慰安婦」問題の解決。その根本的な問題は、問題の解決にとって最も大切にされるべき被害者が置き去りにされていることではないでしょうか。
求められているのは、日本政府が「従軍慰安婦」の事実とその実態をきちんと認め、そして一人ひとりの被害者に政府の責任で直接謝罪をし、補償・償いをすべきです。
私たち国民一人ひとりがきちんとこの問題と向き合うことも求められています。そのことがなければ、この問題が解決することはありえません。
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