小さな神社の300年祭と鬼
広島市安芸区船越の字名竹浦地区にある小さな神社の大年神社の造営300年のまつりのその2。
300年祭のスタートは朝9時、写真右の細い道を獅子が笛、鉦、太鼓のお囃子で舞いながら練り歩くところから始まる。獅子の右側に赤、青と夜叉面の鬼が獅子舞の先導を務める。かぶっているのは青年団の人たち。
ぐっと近くによって撮影をお願いした。地元の人たちの愛称でつけられた名前は。
「赤」の鬼。阿形。
「青」の鬼。吽形
「やまん」の鬼。夜叉の形相。
私の娘の経験ではこの「やまん」が一番怖いそうで、多くの子どもたちの一致するところらしい。3匹の鬼の中で一番小さいお面だ。真鍮の眼が鋭い。1年に1回のまつりの時に青年団の人が磨き粉でピカピカに磨くところを小さい時にまじかで見ていた記憶がある。作られたのは江戸時代らしい。
大年神社の前まで来た。鬼は沿道の人たちに道を開けるように先頭しながらすすむ。
大年神社の前まで来た。鬼は沿道の人たちに道を開けるように先頭しながらすすむ。

鬼には金棒だが、その代わりに上下に鉄の蓋をはめた木製の長い棒を必ず持つ。棒をひこずって歩くのでまつりの日、こどもたちはガラガラと響くこの音を聞くと鬼が近くにいることを知って、見る前から怖がる。
青とやまんのツーショット。面をかぶっているのは実は親子で300年祭りらしく鬼も和やかムード。
獅子の奉納舞が終わって境内で獅子に健康を願って子どもの頭をやさしく噛んでもらうのもずっーと続いてきた風景。
怖い鬼だが祭りの終わりの餅まきに3匹がそろって餅をまく。鬼の棒を持たずに餅をまく姿はどこかコミカルで愛らしい。

獅子舞の衣装には昭和6年(1931年)とある。85年前になる。私は生まれていない。
それにしても行われた300年祭の時の長さを思うとき、原発の「核のゴミ」の行く末を考えさせられる。このゴミが安全になるのに10万年かかる。300年の333倍プラス100年の時を刻むことになるが、地域の人たちに愛され支えられることのない「核のゴミ」が安全に維持していけるわけはないと思ってしまう。あらためて「核絶対否定」の認識を新たにした300年の祭りだった。
※獅子や鬼、神輿の出る毎年の祭りは10月の第3週の土日に岩滝神社で行われている。
11月3日
社会福祉法人安芸の郷 理事長 遊川和良
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